2025年10月15日水曜日

堤防でイタドリの成長抑制の試験施工を行う(11) (堤防のイタドリ・ブタクサ・セイヨウカラシナ・セイタカアワダチソウ・セイバンモロコシ・アレチウリ・モグラ・キツネ・イノシシ対策に挑む)

広瀬川の堤防がきれいに除草されていた。

私がイタドリが生えないようにと「雑草抑制ネット」を敷いた箇所は、ありがたいことにその効果を確認できるようにきちんと実験の一画を残していてくれた。

実験区画の除草は春から一度もしていない。

しかし、その一画に1本、セイタカアワダチソウが生えている。

私が開発した「雑草抑制ネット」はイタドリだけでなくセイタカアワダチソウも防止できるはずなのに、高さ1mを超すセイタカアワダチソウが1本、高々と立っている。

一瞬、セイタカアワダチソウの根が「雑草抑制ネット」の網目を破って生育しているのではないかと驚いて根元を良く見ると、根がネットの表面を這って延びていた。
セイタカアワダチソウの根はネットを突き破ることができないので、ネットの上を這いながらネットを敷いていない所まで根を伸ばして養分を吸って生きていたのだ。

セイタカアワダチソウの生命力の強さに脱帽である。

春から一度も除草していないのに、セイタカアワダチソウは例外として雑草の背丈はこの程度で済んでいるのだから、「雑草抑制ネット」は十分、雑草をコントロールできていると思う。
除草した堤防の法面にポツンと実験区画が残されていた。春から除草は一度もしていないが雑草の草丈はセイタカアワダチソウ以外は低く抑えられている。この程度であれば除草は数年に一度の頻度でもいいのではないかと思われる。
実験区画の中に一本だけセイタカアワダチソウが生えていた。これでは「雑草抑制ネット」にならないと心配して近づいてみると……。
なんと、セイタカアワダチソウの根はネットの上を這いながらネットの無い地面まで延びてしっかりと生きていた。
実験で使用した「雑草抑制ネット」。開発者は自分。
メーカーは「タキロンシーアイシビル㈱」