ジオネットの重ね合わせ部に僅かな隙間がっても、そこからイタドリの芽が伸びだす。
ジオネットの重ね合わせ幅を20㎝ほど確保したが、下の写真のように問題なく芽が伸びてしまうので、隙間ができないような工夫が必要である。
隙間を無くす方法は、簡単で低コストであることが望まれる。
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ジオネットの隙間から伸びたイタドリの芽 |
国交省に40年間在職し、堤防の厄介モノであるイタドリやセイタカアワダチソウを、ジオネットと呼ばれる樹脂製の網で、恒久的に成長を抑制するコスト削減手法を開発。ジオネットはモグラやキツネの防止、越水による侵食の防止効果もあり、堤防の強靭化に貢献できます。 また、従来の5分の1程度のコストや電力量で融雪効果が発揮できる、超省エネ型ロードヒーティング(別名ライン型ロードヒーティング)も開発。この二つの技術をメインに、技術士としての残り少ない日々の想いを綴って技術伝承し、少しでも社会に貢献できればと願っています。 (連絡先 atk.shimazu@gmail.com)
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北海道の忠別川におけるジオネットの張り付け作業。重ね合わせ部を特殊加工したので、敷設作業がしやすくなった。(2019年5月) |
東京理科大学の実物大での越水破堤の実験状況。の裏法面の法肩が深く洗堀されている。 |
台風19号で善川が越水し、法肩が洗堀されていた。東京理科大学の実験と同様の現象となった。 |