2018年10月30日火曜日

植樹桝の雑草対策 (その6)

 仙台市太白区役所から許可をもらい、平成30年4月19日に「あすと長町」の市道でも、試験施工を行った。場所は、国土交通省の仙台河川国道事務所の玄関部だ。

 2番目の写真は、6月6日の状況写真。ジオネットを敷いたエリアの周辺では、地下茎植物のイタドリやヨモギが1㍍近くまで生長しているのに対して、実験エリアでは「エノコログサ」が低く生えている。この時点では実験は順調に推移していて、ジオネットの効果が十分だと思った。

 しかし、その後8月ごろに市役所が除草をすると、エノコログサが生長のピークに入り、30㎝程度まで伸びた。エノコログサは通常60㎝程度まで伸びる一年草だが、ジオネットは半分程度に生長を抑制している。(撮影は10月12日)
 
 また、イタドリやヨモギなどの地下茎の多年草は防御できているのも、ジオネットの特徴だ。実験エリアで繁茂するのは、殆どがエノコログサだ。

 ジオネットによる雑草抑制手法では、草丈をゴルフ場の芝のように短くすることはできないが、30㎝程度の草丈に抑制し、除草をしなくても我慢できるレベルにすることを目指している。


 
 

 

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