平成29年8月に試験施工を実施してから1年以上が経過した、国道48号愛子バイパスの植樹桝の状況。
ジオネット(高密度ポリエチレン製の網)を敷いた植樹桝は、一年草のエノコログサで覆われている。草丈は30㎝程度で、除草をしなくても我慢できるぎりぎりの高さ。(上の写真)
一方、無体策の植樹桝は多年草のメドハギやススキ、ヨモギが繁茂している。草丈は1㍍を超している。(下の写真)
多年草は地下の根(地下茎)から毎年発芽するので、今までは除草剤を散布するか、年に4~5回も除草するしかなかった。除草剤も除草も毎年継続的に行わなければならない。
しかし、ジオネットによる雑草の生長抑制対策は物理的な方法であり、地下茎から発芽する茎の太さをコントロールすることで、草丈を低くする。
効果はジオネットが劣化して破断するまで持続する。ジオネットの原材料である高密度ポリエチレンは、補強土壁の表面部にも使用されているほどであり、耐久性が高い。直射日光が当たらなければ半永久的と言われており、価格は500円~600円/m2程度、廉価である。
撮影日はどちらも平成30年10月12日。
ジオネットを敷いた植樹桝。エノコログサをなんとか我慢できるくらいの草丈に抑えられていて、道路の景観を阻害するまでには至っていない。
ジオネットを使用しない植樹桝。ススキやヨモギ、ハギなどの地下茎植物が1m以上に繁茂していて、道路の景観を壊している。
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