遮水シートや吸出し防止シートで裏法面を被覆する場合には、シートの保護と植生のために、40㎝から50㎝の厚さで覆土が必要になる。覆土をするためには、堤防の裏法面の勾配を緩くしなければならない。
また、覆土の締固め作業中にシートが損傷するリスクもある。
さらに、点検や維持修繕を考えると、覆土は無い方が作業がし易い。
ジオネット(タキロンシーアイシビル㈱)で被覆した場合、覆土は不要で、ジオネットに直に芝を張ったり、客土吹き付けができる。
芝草の根はジオネットの網目よりも細いので、ジオネットを通り過ごして地中に根を張ることができる。
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ジオネットに直に客土吹き付けをしている作業。 |