ジオネットの上には、直接、野芝を張ったり客土吹き付けが可能なので、覆土は不要になる。
ジオネットの網目を通過した芝や雑草の根毛は、ジオネットを地山から剥がれないようにするためのアンカー代わりにもなるし、越流水で芝や雑草が流出するのを防止する効果もある。
そもそも芝が堤防法面に採用されたのは、芝の根が緻密なので洪水に侵食されにくいからである。しかし、天然の芝なので均一な状態で根が張らせるのは困難で、必ず、根が疎らな箇所が発生する。
それをカバーするのがジオネットである。工場生産された緻密なジオネットが、芝の根の代わりに洪水や流水に抗ってくれる。これがジオネットの耐越水効果である。
しかも、イタドリやヨモギ、セイタカアワダチソウなどの地下茎の成長を防止するし、モグラなどの侵入も阻止できる。
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