2020年4月17日金曜日

耐越水シートの開発⑬ (覆土は不要)

 河川堤防に関する技術検討会(座長・山田正中央大学教授 )が検討している方法の中に、表被覆型として、ブロック張のほかに、遮水シートや吸出し防止シートがある。

 遮水シートや吸出し防止シートで裏法面を被覆する場合には、シートの保護と植生のために、40㎝から50㎝の厚さで覆土が必要になる。覆土をするためには、堤防の裏法面の勾配を緩くしなければならない。

 また、覆土の締固め作業中にシートが損傷するリスクもある。

 さらに、点検や維持修繕を考えると、覆土は無い方が作業がし易い。

 ジオネット(タキロンシーアイシビル㈱)で被覆した場合、覆土は不要で、ジオネットに直に芝を張ったり、客土吹き付けができる。

 芝草の根はジオネットの網目よりも細いので、ジオネットを通り過ごして地中に根を張ることができる。

  
ジオネットに直に客土吹き付けをしている作業。

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