2018年12月3日月曜日

局所的な凍結による災害防止に最適な、超省エネ型ロードヒーティング

 近年は異常低温や集中的な大雪による交通障害が多発している。

 平成29年の1月には、米子自動車道の蒜山IC~江府IC簡の、縦断勾配が5%の箇所で凍結が発生し、スリップやスタックで大型車両が立ち往生して45時間も通行止めになった。

 翌月には、新東名高速道路の御殿場ジャンクションの高架橋(鋼床板)の橋面が凍結し、延長9キロ以上の滞留が発生した。

 平成30年1月、首都高の山手トンネル付近の縦断勾配8%の箇所で路面凍結が発生し、スリップした車両の滞留解除に約10時間を要した。

 こうしたことから国土交通省は、石田東生筑波大学名誉教授を委員長とする、「冬期道路交通確保対策検討委員会」を設けて、大雪時の道路交通確保対策の議論をしていて、中間報告が出たところである。

 私が考案した超省エネ型ロードヒーティング(ライン型ロードヒーティングとも呼ぶ)の最大の特徴は、既設の橋や道路に簡単に設置でき、しかもコストが従来の1/5て程度で済むこと。

 前述のように橋や急勾配、トンネルの出入り口、急カーブなどのスリップ多発箇所での対策には打って付けの工法と言える。


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