2018年7月12日木曜日

ジオネットで堤防の耐侵食性を向上

    堤防に芝を張るのは、芝の根が緻密に組み合って、洪水に対抗できるからだ。
    流速が2m/secまでは洗掘されにくいという。

     ジオネットの1㎜メッシュは芝の根よりも緻密だ。

     国土交通省の元技監の池内幸司氏が、リバーフロント研究所にいた頃の研究で、「植生とシート材を用いた護岸工法に関する実験的研究」では、ジオネットに似たメッシュシートで侵食性の実験をしたところ、流速が3m/secまでは耐えられるという結果だった。

   つまり、芝よりも耐侵食性が高いということになる。
  
   天然の芝の根を、均一で緻密に組み合せた状態に成長させることは困難である。必ずムラができる。根が疎らな部分から洗掘される。

  一方、工場製品であるジオネットは、当然ながら均一性を確保できる製品である。耐久性も半永久的だ。

  リバーフロント研究所の池内氏が、メッシュシートと芝を組み合わせるとの実験によると、流速が5m/secまで耐侵食性が向上したという。
 
  人工的な芝の根であるジオネットは、堤防表面の侵食防止ができ、洪水に強い網だ。

0 件のコメント:

コメントを投稿