法面が密度が高い芝で覆われていれば、一定の耐侵食性は期待できるが、ゴルフ場の芝のように管理が行き届かない堤防の芝の密度は一定ではなく、疎らな部分が必ずある。むしろ、密な芝を探す方が難しいくらいである。侵食は疎らな箇所から進む。
芝の生育が難しい北海道以外の堤防法面には野芝が採用される。芝の根毛に耐侵食性があるからだ。しかし、1mmメッシュののジオネットは芝の根よりも緻密で、耐侵食性が高い。ジオネットに芝の根毛が絡みつくと、流水で根毛が洗堀されにくくなり耐侵食性さらにが向上することになる。
越水対策として設置された張ブロックの上端から法肩までを、ジオネットで補強すればで耐侵食性が格段に向上することになり、越水による破堤発生まで時間を大幅に延ばすことができる。
しかも、ジオネットの価格は600円/m2と安価である。
張ブロックの20分の1のコストで、堤防の安全性を大幅に向上させることが可能だ。

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