国交省の河川堤防の検討会は2020年2月14日に初会合を開催した。座長は中央大学の山田教授である。
検討会は、危機管理型ハード対策として、天端舗装と裏法尻ブロックが整備されていた、埼玉県の都幾川で破堤はしなかったものの、裏法面が侵食されたことを受けて、裏法面の被覆を中心とした強化工法を検討することになる。
検討会の事務局が示す論点は次のとおりで、なかなかハードルは高いが、すべてをクリアする方法を考えなければならない。
【裏法面の強化の検討における課題】
① 規模が膨大であり低コストであること。
② 強化機能が継続できる方法や材料であること。
③ 維持補修が容易であること。
④ 点検が容易であること。
⑤ シートの場合、継ぎ目から越流水が侵入しにくい構造であること。
⑥ 沈下による空洞化に対応できること。
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